【牡蠣の?】届いた牡蠣がしょっぱい・・・

【牡蠣の?】届いた牡蠣がしょっぱい・・・

届いた牡蠣がしょっぱいのですが、どうすれば美味しく食べられますか?

お客様からたまに、このようなご連絡をいただくことがあります。

牡蠣の塩分を左右する要因

・海の状況(潮の流れや海水温、台風ほか)  
・降雨量  
・潮の満ち干き  

特に雨が降る量は汽水地域で育つ牡蠣には大きく影響しています。 

同じ産地の牡蠣でも時期により味が違うことがあります。
何分、生産者が味付けをして出荷している訳ではなく 自然のものなので、どうしても自然の影響を受けてしまいます。

せっかくのお取り寄せなのに、申し訳ない限りですが、何とかご理解をいただきつつ美味しくお召し上がりいただける方法をお知らせしています。

●塩抜きの仕方

海水よりも薄い塩水(水1リットルに対して塩10~20gの塩分1~2%ぐらいの塩水)に1時間から2時間ほど浸します。
※真水につけると、牡蠣に水が入って水ぶくれになり、食感や味が変ってしまうので必ず海水よりも薄めの塩水を使います。

 

●調理で工夫する場合

生のまま食べるなら・・・
1)レモンなどのかんきつ類の果汁を付け合せる
2)大根おろしを添える 


加熱するなら・・・   
3)湯通し
生の食感を残したい時にはお湯(沸騰している)にさっとくぐらせて湯通しをし、すぐ氷水にとり冷まします。
4)しゃぶしゃぶ、焼き牡蠣、蒸し牡蠣にするなど・・・

ちなみに、よくテレビの旅番組などでリポーターさんが剥きたてをペロンとしていますが、あれも剥いた時(貝柱を切った時)にカキが吐き出す海水を捨てないと、海水がそのまま口に入り塩辛いので真似をされる場合にはご注意を。

※ ただし、水カキと言われる「9月~11月上旬ごろまでの時期」の放卵後に身が入らない牡蠣は、体内のほとんどが「海水」状態となっています。

もしもこのような牡蠣が混入していた場合には、ご遠慮くなくお知らせくださいね。